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ジェンダークィアとは、男性でも女性でもない2つのジェンダーの組み合わせ、またはその2つのジェンダーの間の連続体、または何らかの方法でジェンダーをクィアする、といったジェンダー・アイデンティティを指します。ジェンダークィアとノンバイナリーは、アンブレラ・タームとして、あるいはより具体的なアイデンティティのラベルとしてもとらえることができます[1]。ジェンダークィアの人々の中には、トランスジェンダーであると認識する人もいますが、すべての人がそうではありません[2]

語源[]

「クィア」という言葉は、複数の性別に惹かれる可能性がある人などセクシュアリティの概念に挑戦するために導入されました。この言葉は、自分を男性や女性だけにカテゴライズしない人たちを包含するように作られています。「クィア」の前に「ジェンダー」を置くことで、ジェンダークィアである人はクィアなジェンダー・アイデンティティを持っている可能性があるという考えを示しています。ジェンダークィアとノンバイナリーは必ずしも同じ意味ではないことを認識することが重要であり、したがって、人々はその人が好んで使用するアイデンティティのラベルを認識する必要があります[3]

コミュニティ[]

歴史[]

単一の単語およびアイデンティティとしての「ジェンダークィア」の最も古い使用例は、リキ・アン・ウィルチンズが『Transexual Menace』の1995年春のニュースレターで発表したものです[4]。それ以前は、ノンバイナリーなアイデンティティやアンドロジナス(両性具有)な表現という考え方がありました。一方、異なるジェンダー表現の人々は、多くの人から「ジェンダーのアウトロー」というレッテルを貼られました。 この表現は1990年代半ばに大きく発展し、1990年代後半から2000年代初頭にかけて米国で人気を博しました。GenderPACを設立した作家のリキ・アン・ウィルチンズは、この言葉を頻繁に使っていました。ウィルチンズは1997年の自伝で自分たちがジェンダークィアであることを明言しています。また、1997年には「Genderqueer Boyzzz」と題する支援グループが誕生しました[5]。さらに、1997年に「Gender Sphere(ジェンダースフィア)」という名前を作ったグループがあります。彼らの最初のオンライン投稿によると、この名前は、「ジェンダーは二項対立(男性か女性のどちらかが存在する)でも連続体(その間に虹色のものがあり、すべてが一列に並び、男性か女性に関係している)でもなく、球体であり、男性と女性は無限にある可能な点のうちの2つに過ぎず、ジェンダー世界の上、内側、外側、どこにいてもいい」という考えからインスピレーションを受けているそうです[5]

また、ジェンダークィアは割り当てられた性別に関係なく、性別や性別にまつわる期待を覆す人のためのジェンダー・モダリティとして使用されています[6]

フラッグ[]

ジェンダークィアの旗はMarilyn Roxieによってデザインされ、クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下でライセンスされています。2010年6月に最初のフラッグのデザインが投稿され、2010年9月にはラベンダー色、緑色、白色の横縞のデザインが投稿されました。2011年6月には、ラベンダー色、白色、緑色の順番に変更されました。この色の選定理由は以下の通りです[7]

  • ラベンダー色: クィア文化との関連
  • 白:トランスジェンダーの旗と同じようなシンボル
  • 緑:ラベンダー色の補色

サフラジェットとの関係について[]

似た配色のフラッグとして、サフラジェット・フラッグがありますが、製作者によれば、これは偶然の一致です[8]。クィアフラッグのラベンダー色に対して、サフラジェットは濃い紫色を一番上に配しています。 また、2018年ごろから[9]トランスヘイターが簒奪して用いているのは、このサフラジェットです。

比較[]

ジェンダークィアとノンバイナリーは互いに重なり合うことがあります。男性と女性という二元的なカテゴリーに帰属しない人々にとって、ノンバイナリーはより包括的なものとして使用される傾向があります。ジェンダークィアは、自分の性別が流動的であると感じることを含み、そのアンブレラの下での特定の経験を説明することがよくあります[10]


書籍[]

  • Continuum by Chella Man
  • The 57 Bus by Dashka Slater

著名人[]

  • Chella Man
  • Jonathan Van Ness
  • Leo Baker
  • Maia Kobabe
  • Sam Smith
  • Alex Gino
  • King Princess[11]

関連項目[]

情報源[]

参考文献[]

  1. Boskey, Elizabeth (PhD.) (2017-06-21). What Does It Mean to Be Genderqueer or Have a Nonbinary Gender? , Verywell Mind . Retrieved from https://www.verywellmind.com/what-does-it-mean-to-be-genderqueer-or-non-binary-4140578
  2. Lane, S. Nicole (2020-12-07). What Is Genderqueer? , Verywell Mind . Retrieved from https://www.verywellhealth.com/what-is-genderqueer-5085085
  3. Abrams, Mere (n.d.). What Does It Mean to Identify as Nonbinary? , Healthline Retrieved from https://www.healthline.com/health/transgender/nonbinary
  4. Answering Gender Questions: Coining Genderqueer, Queer Fluidity, Gender-Normative. (n.d.) Genderqueer and Non-Binary Identities. Retrieved from https://genderqueerid.com/post/8813994851/answering-gender-questions-coining-genderqueer
  5. 5.0 5.1 Genderqueer History. (n.d.) Genderqueer and Non-Binary Identities. Retrieved from https://genderqueerid.com/gqhistory
  6. Andrew Joseph Pegoda, Ph.D. (n.d.). Not cis. Not trans. Gender queer. Retrieved from https://www.torch.ox.ac.uk/article/not-cis-not-trans-genderqueer
  7. Roxie, Marilyn (2013-04-24). On the Genderqueer and Non-Binary Flag and Suffragette Colours in the UK , Genderqueer and Non-Binary Identities . Retrieved from http://genderqueerid.com/post/48778828472/on-the-genderqueer-and-non-binary-flag-and
  8. Roxie, Marilyn (24 April 2013). "On the Genderqueer and Non-Binary Flag and Suffragette Colours in the UK". GENDERQUEER AND NON-BINARY IDENTITIES. Retrieved 31 May 2020.
  9. https://archive.md/2021.06.05-074123/https://www.telegraph.co.uk/news/2018/09/26/veteran-labour-activist-facing-private-prosecution-anti-trans/
  10. KC Clements (2018-09-18). What Does It Mean to Identify as Genderqueer? , Healthline . Retrieved from https://www.healthline.com/health/transgender/genderqueer#genderqueer-vs.-nonbinary
  11. Menuez, Bobbi (n.d.). King Princess – The Ingénue Magazine The Ingénue. Retrieved from https://theingenuemagazine.com/king-princess/